東邦大学と市が連携した「ふなっこ未来大学」が「ちば講座アワード」大賞受賞、大学生らが報告

  2023/3/31
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3/31(金)東邦大学と市が連携した「ふなっこ未来大学」が「ちば講座アワード」大賞受賞

大学生らが報告

 東邦大学(習志野キャンパス:船橋市三山2-2-1)の学生らが市と連携して開催した講座「ふなっこ未来大学」が「第4回ちば講座アワード」で大賞を受賞。松戸徹船橋市長と松本淳教育長に報告するため、3月29日、船橋市役所を訪れた。

 「第4回ちば講座アワード」は、県内の生涯学習事業で優れた取り組みを表彰するもの。「ふなっこ未来大学」は、子どもたちにワクワクする体験を肌で感じてもらうことを目的として、市と東邦大学の教授と学生が連携し、令和4年度、新たに開始した事業。

 2022年8月に小学校6年生65人を対象に全4回(物理・地学・化学・生物)の実験やフィールドワークを実施。生物の講義では、キャンパス探検をしながらさまざまな草花を採取、それらをスケッチしてグループで図鑑を作成。子どもたちは採取した草花を使ってアレンジメントも楽しんだ。

 この日市役所を訪れたのは、東邦大学学生リーダー兼物理リーダーの加藤大樹さん(4年)、地学リーダー宮内悠希さん(3年)、化学リーダー尾﨑由佳さん(3年)、生物リーダー大塚久鈴(くりん)さん(3年)の学生4人と、副学長・理学部長・古田寿昭さん、理学部教授の朝倉暁生さん。

 古田さんは「大学生の教育にもなる機会で光栄だった。大学のリソースを今後も社会や地域に還元したい」と意気込みを見せ、朝倉さんは「65人もの小学生を集めるのは大学だけでは難しく、市でお声かけしてくださって実現できた」と感謝を述べた。

 加藤さんは「子どもたちから『理科をさらに好きになった』とメッセージをもらえて達成感があった」と喜びを表した。宮内さんは「地学は小学生が触れることが少ないためテーマに悩んだが、子どもたちの生のリアクションが見られてよかった」と話す。

 尾﨑さんは「疑問に思ったことを大事にしてほしい。他の学問でも適用できる」と呼びかけた。大塚さんは「楽しい気持ちを持ってもらいたく、クイズ形式で講義を進めた。また、身近なものに気づきがあるのを知ってほしい」と話した。

 学生たちの話を聞いた松戸市長は「子どもたちに体験する機会を作るのは重要。子どもたちにとって一生忘れない経験になったでしょう」と感謝の言葉を話した。松本教育長は「学生の皆さんの話を聞いていると、子どもたちのことをよく考えてくださっている。素晴らしい」と称賛した。

  • 左から宮内さん、加藤さん、大塚さん、尾﨑さん

  • 市長表敬の様子

  • 記念品を渡す松戸市長

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