Eテレ「いないいないばあっ!」のはるちゃんが一日警察署長に、 夏休みの犯罪抑止と交通安全を訴える
7/30(日)Eテレ「いないいないばあっ!」のはるちゃんが一日警察署長に、
夏休みの犯罪抑止と交通安全を訴える
船橋警察署が「夏の犯罪抑止及び交通安全キャンペーン」を実施するため、ビビット南船橋(船橋市浜町2-2-7)で7月23日、タレントの倉持春希さんを一日署長に迎えてPRイベントを行った。
千葉県出身の倉持春希さんは、今年3月までNHK Eテレ番組「いないいないばあっ!」におねえさんとして出演、現在は同局の「ワンワンわんだーらんど」で活躍中のタレント。登場すると子どもたちが一斉に「はるちゃーん」と声をそろえる人気ぶりだった。
今回のキャンペーンは、子どもたちが夏休みを迎える夏季に、犯罪や交通事故の増加が懸念されることから、市民の生活・安全を確保していく気運を高めることを目的として実施された。
船橋警察署の石田武弘署長は、「例年より犯罪が増加傾向にあり、とくに船橋市の『電話de詐欺』の被害は今年だけで2億5千万円以上に及ぶ。留守電機能を有効に活用してほしい。交通事故は今年1月以降、千葉県内で65人が亡くなっている。また、子どもに対する不審な声かけ・つきまといも発生している。防犯意識・交通安全意識のいっそうの向上を図りたい」と話した。
石田署長から一日署長の委嘱状を受けた倉持さんは、司会の女性警察官とやりとりをしながら、「自転車に乗るときはカギを忘れず、ヘルメットを着用しよう」「暗くなったら反射シールなどを使って事故にあわないようにしよう」と子どもたちに訴えた。
千葉県警の「よくし隊レディ・あおぼーし」による安全教室では、標語「イカのおすし」を紹介。「いかない・のらない・おおごえをだす・すぐにげる・しらせる」ことの大切さを説明した。大声を出す練習では「たすけてー」という子どもたちの声が会場に響いた。
サイバー犯罪対策課によるインターネット安全教室では、一度掲載した情報を削除することが困難であることを「デジタル・タトゥー」という言葉を使って説明。インターネットを子どもたちが「正しく怖がり賢く使う」ためには、家族のルールが必要であることが伝えられた。
最後は、「はるちゃん」の歌と踊りで、「ふしぎなポケット」「やまびこごっこ」などを披露、「いないいないばあっ!」の体操の曲「ピカピカブー」では参加した子どもたち全員がいっしょに踊る様子が見られた。終了後、子どもたちに防犯を呼び掛けるグッズが300セット配られた。