鎌ケ谷のキャンプ場で「医療・介護サミット」開催、介護福祉関係者や学生など30人が集まる

  2023/9/16
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9/16(土)鎌ケ谷のキャンプ場で「医療・介護サミット」開催

介護福祉関係者や学生など30人が集まる

 鎌ケ谷に昨年オープンしたキャンプ場「シェルターベース」(鎌ケ谷市軽井沢2100-1)を会場にして9月10日・11日の2日間、「夏の終わりに全力で遊ぼう会 ~医療・介護サミット~」が開催され、介護福祉関係者や学生ら約30人が集まった。

 同イベントの主催は、社会福祉士で市内介護施設に勤務し、船橋市ソーシャルワーカー連絡協議会の会長なども務めている塩原貴子さん、「ひろびろ」代表で「支援センターふなばし」(船橋市薬円台4)を経営する佐藤寛子さん、そして市内各所で英語講師として活動する傍らPTA活動をはじめとした地域活動にも積極的に参加している稲村祥江(よしえ)さんの3人。

 同イベントは塩原さんの休暇日に合わせて開催され、キャンプ場を使って1泊2日で実施した。「このキャンプ場がオープンしてから、私がオフの日、この場所はソロキャンプでもよく利用させていただいている。女性ひとりでも安心して行けるキャンプ場ともあって、スタッフさんやキャンプ場オーナーの川島さんともすっかり仲良くしてもらっている」と塩原さん。

 そんな塩原さんが「船橋モルック部」の部長でもある佐藤寛子さんと喋っていたところ、「真面目な勉強会だけじゃなく、青空の下で外で色んな人とつながりながらこの業界の良いところや課題なんかを話せたらいいのではないか」という話になり、「モルック」がつながりを生むひとつのツールになるならば、モルックができる場所での開催したいと考え、同所を会場とすることにした。

 「モルック」とはフィンランド発祥のスポーツで、木製の棒を投げ、木製のピンを倒し点数を競うというシンプルなスポーツで大人も子どもも楽しめる。「船橋モルック部」は佐藤さんをはじめ、介護職に就く知人らと「モルックを広めたい」という思いで活動開始し始めた。

 イベント参加者には、市内の介護福祉施設だけでなく、障がい福祉施設に勤務する人、医療関係者、介護福祉関係者ではなくても福祉や医療の分野に興味のある人、高校生、また、親と一緒に参加した中学生や小学生、幼児の姿もあった。

 イベントが始まると、参加者は塩原さんたちが用意した食材を使って、火起こし班、調理班などに自然と分かれ、初対面の人たち同士でもコミュニケーションを取りながら作業を進めた。

 その後、「モルック」に興味がある人はチームに分かれてモルックの試合をし、水風船300個や水鉄砲が持ち出されると、大人も子どもも一緒になってびしょ濡れになって楽しんだり、キャンプ場が用意するクラフトワークショップ「パラコードのキーホルダー作り」に参加したりして、各々が楽しんだ。

 日が沈んで暗くなると焚き火を囲み、佐藤さんが用意したテーマに沿って意見交換が行われた。「なぜここに来たか?」「お金と愛とどっちが大事?」などのテーマについて、大人も子どもも意見を交わし合う時間となり、テント泊した参加者は翌日もさらに交流を深め、会は終了した。

 イベントを終えて塩原さんは「子どもたちが参加してくれて、水遊びだけでなく、水風船や水鉄砲で大人に水をかけるという非日常の体験もできてよかった。はじめましての関係でも、調理をすることで繋がり、会話し、打ち解けていけたので、料理が運ばれてテーブルで食べる会合とかより、いち早く仲良くなれたのではないかと思う。特に、医療・介護と関係ない人たちも参加してくださったので、他業界の人とつながったのも大きいのでは」と振り返る。

 次回は冬に開催を予定している。

  • イベントで挨拶をする塩原さん

  • 夜は焚き火を囲んでの意見交換会

  • 幼児から大人まで幅広い年代が集まった

  • 空調が効いた部屋で行われたパラコードのワークショップ

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