桜満開の御滝不動尊で「高野太鼓と御滝ソーラン祭り」、多くの来場者でにぎわう

  2024/4/13
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4/13(土)桜満開の御滝不動尊で「高野太鼓と御滝ソーラン祭り」

多くの来場者でにぎわう

 御滝不動尊金蔵寺(船橋市金杉6-25-1)境内で4月7日、「第20回高野太鼓と御滝ソーラン祭り」が開催された。

 主催は同祭り実行委員会、後援は船橋市教育委員会など。同日の朝は曇り空だったが、昼前には天気にも恵まれ、多くの来場者でにぎわいを見せた。

 毎年恒例の同イベント。今年は御滝中学校吹奏楽部、船橋和太鼓連盟の5団体、ばか面踊り交流会、よさこいソーラン団体が出演した。

 イベントの最初に、子ども和太鼓団体「高野太鼓」が地域の人から譲り受けたという三尺の大太鼓(打面の直径が90cm)の説明があった。古く傷んでいた大太鼓は、今回のイベントに合わせて石川県の浅野太鼓楽器店に修理復元を依頼したという。直前に届いた大太鼓が披露されると、来賓の松戸徹市長と、プロの太鼓奏者・浅野町子さんによる「たたき初め」が行われた。「市長の太鼓の音も力強かったが、浅野さんの音は低音で力強く、同じ太鼓とは思えないほど」と話す来場者も。この大太鼓は市長が「不動」と命名した。

 祭りは御滝中学校吹奏楽部の演奏から始まり、コンクールで上位入賞を続ける吹奏楽の演奏に、会場は一気に盛り上がった。よさこいソーランの団体演舞では、昨年の「第32回YOSAKOIソーラン祭り」日本一に輝いた「REDA舞神楽(れだまいかぐら)」が激しく舞い、その他の各団体も華やかな衣装で大旗を振ったり踊りを披露すると、会場内は熱気に包まれた。また、ばか面踊り交流会の合同演技も祭りに花を添えた。

 船橋和太鼓連盟5団体の合同の揃い打ちでは、「高野太鼓」が東日本大震災の翌年に復興を祈って作曲し、演奏を続けている「復興太鼓」と、オリジナル曲の「連鼓(つれつづみ)」が演奏された。

 太鼓の音に魅かれて来たという市内在住の斎藤さんは、「団体それぞれが子どもと大人の演奏を上手に組み合わせている。高齢化している団体が多いと聞くが、子どもたちがたくさん参加していてうらやましい」と話した。

 松戸徹市長は、「桜が満開の境内で祭りが開催されて、心も晴れ晴れとしている。困難な状況があったと思うが、祭りを続けている関係者の皆さんに感謝したい」と話した。

 実行委員会会長でもあり高野太鼓代表の大久保春雄さんは、「天気も良く出演団体のステージもよかった。関係者の協力に心から感謝している。三尺の大太鼓では浅野太鼓さんに協力して頂きありがたく思っている。大太鼓の素晴らしい音が聞けたので、演奏を続けて船橋の名物太鼓になればうれしい」と話した。

  • 松戸徹市長、浅野町子さん、大久保春雄さん(左から)

  • 御滝中の吹奏楽演奏

  • REDA舞神楽の演舞

  • 「高野太鼓と御滝ソーラン祭り」の出演者

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