湊町小学校で日台交流、台湾・寒渓国民小学校の児童たちが来訪
7/8(月)湊町小学校で日台交流
台湾・寒渓国民小学校の児童たちが来訪
湊町小学校に7月2日、台湾の宜蘭(ぎらん)県にある寒渓(かんけい)国民小学校の児童17人が訪れ、全校児童が参加する歓迎イベントなどで日台交流を深めた。
体育館に全校生徒が集まって開かれた歓迎イベントでは、冒頭に寒渓国民小学校一団の代表者が「国際交流の夢が実現した。生徒にとっては交流の機会だけでなく、視野を広げるチャンスにもなる」と通訳を通じてあいさつした。
その後、湊町小3年生の児童らが地元の保存会メンバーとともに、船橋市に伝わる郷土芸能「ばか面踊り」を披露。ひょうきんなお面の表情と踊りに、寒渓国民小の児童たちからは笑顔が見られた。
続いて、民族衣装を着た寒渓国民小学校の児童たちが、地元に伝わる伝統舞踊を披露した。山あいに住む部族の日常生活を伝えるという踊りでは、酒を飲む仕草や機織りを表現する動きも織り交ぜられ、台湾の舞踊大会で3年連続で優勝しているという迫力のある動きに、湊町小児童たちからは大きな拍手が送られた。
歓迎イベントの後、寒渓国民小の児童たちは5年生の教室に移動して授業に参加。「台湾の魅力大発見」と題して、この日のために湊町小の児童たちが調査した「農業」「小学校」などのテーマの発表を聞き、クイズにも参加した。授業の後は給食を一緒に食べ、湊町小の生徒たちが英語で年齢を尋ねたり、牛乳パックの開け方を教えたりする姿も見られた。
歓迎イベントの実行委員も務めた湊町小5年の鈴木千晴さんは「台湾の踊りや文化を知ることができて楽しかった。日本の文化を伝えられるのもうれしかった」と振り返った。
湊町小の小林美佳子校長は「子ども同士の文化交流はとても良い機会だった。当日は給食を一緒に食べたが、前日の港町小学校の給食は台湾交流献立だった。お互いの食文化を知る機会にもなったはず」と話す。