県立船橋夏見特別支援学校が創立10周年、記念の桜の植樹や市船吹奏楽の演奏も
11/13(水)県立船橋夏見特別支援学校で10周年記念式典
桜の植樹や市船吹奏楽部の演奏も
千葉県立船橋夏見特別支援学校(船橋市夏見台5-6-1)で11月7日、創立10周年記念式典が行われた。
同校は、2015(平成27)年に千葉県立船橋特別支援学校から中学部と高等部を分離し、旧県立船橋旭高校の校舎を活用して開校、今年で10周年を迎えた。肢体不自由特別支援学校の同校には、中学部54人、高等部48人の計102人(令和6年4月時点)が通う。
同日は、生徒や職員、保護者、歴代の校長、来賓などが参加。式典の会場となった体育館に来れなかった生徒には、式典の様子が動画配信され、教室や自宅で参加した。
式典の第1部で、校長の藺牟田(いむた)明さんは同校のキャッチフレーズ「なかまとつくろうみんなの未来」を紹介し、「10年間続いている合言葉。写真コンテストを行ったり、ボッチャ甲子園で優勝したり、友と明るい未来を目指していこうとみんなで力を合わせている。いろいろな挑戦ができているのは、保護者や地域の方のおかげ」と感謝の言葉を話した。
開かれた学校づくり委員会の委員長は「先生方が毎朝門であたたかく迎えてくれるので、子どもたちも楽しく通うことができている。今後も子どもたちの夢をかなえられるような場になることを祈っている」とあいさつした。
生徒会長の大峯充生(あつき)さんは「コロナの時はいろんな行事がなくて残念だったが、今年はボッチャ大会で優勝したり、夏見祭もあって楽しい行事がたくんさんあった」と振り返り、10周年を迎えた学校に対しては「学ぶ機会を与えてくれてありがたい。1人1人が学校の一員だという誇りをもち、さらに素晴らしい学校に成長することを楽しみにしている」と話した。
10年間の学校の歩みがスライドで紹介された後、桜の記念植樹が行われた。3本の桜の木は翌日に校内に植えられる予定だという。
第2部の記念事業では、市立船橋高校の吹奏楽部のメンバー約100人によるダンスや演奏が披露され、生徒らは手をたたいたりするなどして、楽しむ様子が見られた。