船橋市飛ノ台史跡公園博物館で2年ぶりの海神中と高根台中の合同展、「日本の美を今に活かした作品展」
2/17(木)飛ノ台史跡公園博物館で2年ぶりの海神中と高根台中の合同展
「日本の美を今に活かした作品展」
飛ノ台史跡公園博物館(船橋市海神4-27-2、TEL 047-495-1325)で2月15日、海神中学校と高根台中学校の全学年生徒と美術部員が、縄文土器について学ぶ中で発想し創作した作品を展示する合同展「日本の美を今に活かした作品展」が始まった。
海神中学校は同館と隣接し、同館所蔵の「飛ノ台貝塚」の遺物の多くが同校の敷地から出土している。2011(平成23)年度から海神中学校の美術科の授業で、同館学芸員が講師として縄文土器を活用するなどの協力をしてきたという。2018(平成30)年度からは高根台中学校の美術科の授業にも協力。合同展の開催は、昨年度はコロナ禍で開催できなかったため、2年ぶり10回目になる。
展示場内は入り口から左手に海神中学校生徒の作品、右手に高根台中学校生徒の作品が学年別に展示そ、さらに美術部員のコーナーも設けて展示している。
入り口から左回りに、海神中学校2年生による樹脂粘土を使った「地域をイメージした和菓子~わたつみや」、1年生の陶芸作品「暮らしを彩る手のりの陶器」、3年生のBOXアート「縄文水族館」に、美術部共同作品「貝想~いつしかの今は~」を展示している。
高根台中の展示は、文様をデザイン化し伝統色を用いて型染めした2年生による布巾の作品「JOMONの形・いにしへの色を今に」、中ほどに1年生の陶芸作品「願いを込めた生きものの器」、壁面は美術部の共同作品「四神図」、3年生の絵馬「未来の私のために~拓本に願いを込めて~」を展示し、最後に過去の合同展のポスターなどの掲示コーナーを設けている。
中央には縄文土器に、土器片も展示。高根台中学校にはこれらの土器を持ち込み、1年生は写生し作品に反映、2年生はスケッチしデザイン化、3年生は拓本を採り表現したという。両校の代表作品約70点を展示。
開催は3月5日まで。開館時間は9時~17時(入館は16時まで、最終日3月5日の展示は12時まで)。休館日は毎週月曜日・2月24日(2月23日は開館)。料金は一般=110円、小学生~高校円=50 円(市内在住の中学生以下は無料)。