船橋大神宮そばに中華と和の料理店「緣 -En-」 船橋出身のオーナーシェフが家族と営む
10/25(土)船橋大神宮そばに中華と和の料理店「緣 -En-」
船橋出身のオーナーシェフが家族と営む
京成本線大神宮下駅から徒歩2分、船橋大神宮の参道入口近くに中華と和を融合させた料理店「緣-En-(えん)」(船橋市宮本4-1-2、TEL 050-5492-5491)が10月1日にオープンした。
同店を営むのは代表の石井志恩(しおん)さん、夫でオーナーシェフの秀一さん、妹の御山優さんの3人。秀一さんは船橋市出身で、薬円台南小学校、三田中学校の卒業生。ホテルニューオータニやミシュラン一つ星の中華「慈華(いつか)」(東京都港区)で腕を磨いた料理人。志恩さんはアパレル業界出身で、店舗デザインやメニューのデザインなどを担当している。
「地元・船橋でお店を持ちたい」という思いで選んだ立地は、船橋大神宮を望む閑静な通り沿い。「緣」には「すべての出会いはご縁によって結ばれる」という意味が込めているという。
黒を基調とした店内は落ち着いた雰囲気で、存在感を放つのが樹齢数百年のポプラの大木を使い、黒っぽいレジンと合わせてオリジナル制作したテーブル。元の割烹店の面影を残し、モダンとレトロが調和する。
料理は「中華の力強さと和の繊細さ」をテーマにしている。地元船橋の「石上青果」(宮本6)や精肉店などから仕入れる食材で、地域につながりも大切にする。
看板メニューの「緣特製 ぶっ厚いレバニラ」は、朝採れレバーを使い、絶妙な火加減で仕上げる。「土鍋麻婆豆腐」(いずれも単品1,200円、セット1,350円)は、シェフの思い入れがあるメニューで、熟成の豆板醤を使い、コクの深い辛みが特徴。
コース料理もあり、5,000円~12,000円の間で3種類用意する。「お子さま連れでのお食事やお料理、お値段のご相談なども受け付けています」と現在、自らも子育て中である石井さん夫婦はにこやかに話す。「大神宮を参拝された後の会食などにもご利用いただければ。4人以上のご利用で店内貸切も可能です。お子様が歩き回ってしまっても、貸切でご利用いただくことでご家族で気兼ねなくお食事を楽しんでいただきたい」とも。
ドリンクは、船橋大神宮にちなむ「船橋神社エール」(605円)が一番人気だという。辛口のジンジャエールは、生姜シロップにスパイスと赤唐辛子を加えて作った自家製シロップを使用する。日本酒やワイン、紹興酒なども各種そろえ、青島ビールが作ったクラフトビール「青島IPA」(1,000円)も扱う。
「地元船橋を盛り上げたい。家族と営む居心地の良い店で本格中華を味わってほしい」と秀一さん。「子育て中の女性が働きやすい職場づくりや子ども食堂との連携なども今後していけたら。地域に根差した店を目指したい」と志恩さんは展望を話す。
弁当形式でのテイクアウトも対応。営業時間は10時30分~15時、17時~21時(LO.20時)。月曜=テイクアウトのみ対応。火曜ディナー時、日曜定休。










