船橋北高校でNPOが就職ガイダンス初開催 地元企業5社が参加し高校生と対話
11/16(日)船橋北高校でNPOが就職ガイダンス初開催
地元企業5社が参加し高校生と対話
千葉県立船橋北高等学校(船橋市神保町133-1)で11月13日、就職を希望する2年生を対象とした「船橋北高校第2学年就職ガイダンス2025」が行われた。
企画したのは、同校でフードシェアや居場所カフェを運営する「NPO法人ハイティーンズサポートちば」(千葉市中央区春日2)。理事長の吉永馨さんは「NPO法人が授業の一環としてガイダンスを行うのは県内でも初の取り組みではないか」と話す。
同校の伊藤和孝校長は「就職ガイダンスをNPO法人にお願いするのは初めての試み。地元で活躍している企業があることを広く生徒に知ってもらいたい」と話した。
ガイダンスには三咲、二和、みやぎ台など近隣地域の企業5社が参加。生徒13人に向けて各社が業務内容や働き方などの特色を説明した。「みやぎ台南生苑」(みやぎ台4)は、介護職への理解を深めてもらうため、生徒を車いすに乗せる体験も行った。
鉄筋工事業「小黒組」(船橋工場:船橋市神保町)は、学校の道向かいにある工場でプログラムを実施。生徒たちはヘルメットを着用し、2班に分かれて担当者の説明を聞きながら、鉄筋を加工する様子や作業工程を見学した。
ガイダンスは、2時間の枠内で効率的に行えるように全ブースを回るスタンプラリー形式で実施。説明をすべて聞いてシートを埋めた生徒にはお菓子が配られ、笑顔で受け取る姿が見られた。
参加した生徒からは「仕事への具体的なイメージがまだ持てない」といった率直な声が上がった一方、「地元にも多くの会社や仕事があることを知ることができてよかった」という前向きな感想も聞かれた。
吉永さんは「これからも地域と学校を結びつける活動を続けていきたい」と意欲を示し、「就職ガイダンスも一度だけでなく、来年、再来年と継続していけたら」と話した。
参加企業は次の通り。森興業(三咲。建設業)、森のくまさん(三咲。保育業)、南生会(本社:古和釜町。介護・福祉業)、春田建設(二和東。屋根・外壁業)、小黒組(神保町。鉄筋加工業)










